ツルです。

発展途上給食

たまらなく、給食を食べたくなる時がある。
教室を臭くさせる納豆、コッペパンにフルーツとクリームを挟んだだけの世界一周旅行パン、情緒のないブロック状のお好み焼き・・・。

独特のメニューセンスと雑さが懐かしい。

ところで、唯一大人になってからも給食を食べる権利を持つ者がいる。

教師だ。

大変羨ましい限りだが、私がある教師から聞いた給食は、それはそれは悲惨なものだった。

ベチョベチョのご飯、ゲロみたいな味のシチュー、糸を引かない納豆、港町なのにも関わらずなぜか不味い魚‥‥。

まず、納豆が糸を引かないって何だろうか。納豆からあの粘り気をとってしまったらただの煮豆ではないか。シチューに関しては不味く作る方が難しいと思う。

なんといっても、基本中の基本であるご飯さえまともに提供できないのはいよいよヤバい。
お米なんか私だって美味しく炊けるわ。

とはいえ、そんなクソマズ給食も一度苦情を出したところ以前よりはマシになったらしい。

いまは切ない発展途上給食も、少しずつ改善を重ね、地元の豊かな食材を活かした美味しい先進給食へと成長していくことを願いたい。